プチラマ

製作途中の「A4サイズの極小レイアウト」ですが
その製作にいくつかやったことのない技法を取り入れてみようと考えていました
しかしいきなり実行しても自信がないので
ちょっと小さなジオラマを製作してみて
その技法の技術や出来上がり度を確認してみようと思いました

その技法とはあるテーマが基本になっています
そのテーマとは「いかに手抜きをするか」
もうちょっと具体的に書くと
「だんなの苦手な色の筆塗りを可能な限りガンダムカラーペンで代用し
色塗りの手間を削減できないか」
というものです
今回使用したのはガンダムカラーのグレー
これをホーム・屋根・架線柱の彩色にしようしてみました
もちろん塗りムラは発生してしまいますが
ジオラマにおける場合
その塗りムラも見ようによってはリアリティを生み出すもの
そんなに難しく考えず
お気楽に作ってみました

ベースとなる台は100均で見つけたコレクションケース
ちょうどいい高さに段差がもうけられていて
これをホームに見立てて作成
ちょうどいいことに
横方向の長さが140mmとTOMIXのレール規格がぴったり収まったのも
偶然とはいえいい感じ

道床付きレールのまわりにバラストを敷き
木工ボンドの水溶液で固定
以前作成したレイアウトでは水比率が高すぎたのか
完成してしばらくしてからボロボロとバラストが剥げる事例が発生していたので
今回はかなり濃いめの水溶液にしてみました
比率としては1:1くらいだったかな?
そのおかげかかなりがっちり固定されてます
また同時に
ボンド水溶液の中に水彩の茶色を混ぜて
バラストの固定と同時に着色を試みてみましたが
これはかなりうまくいったようです

桜に見立てた木は
針金をよじって枝振りを表現したところに
ピンク色のパウダーを木工ボンドで固定しました
ホームにある花壇の花は既製品
昔作ったレイアウトから拝借してきたものです

架線柱はTOMIXの単線用
これもグレーの部分はガンダムカラーペンのグレー
横梁はプラ用水性塗料のラスト(錆)を塗り
最後にガイシをやはりガンダムカラーペンの白で塗りました
ホームや屋根もそうですが
ガンダムカラーペンの利点は塗るのが簡単というのもありますが
基本的に艶を抑えた色になっているため
リアル感が出ていいですね

待合室を作る予定でしたが
ただ壁で囲むだけの待合室ではつまらないので
柱で組んだだけの屋根だけの待合所に設定
なかに椅子を用意したかったのですが
とりあえずそこまでは作業が進んでいません
基本材料は2mmのプラ棒とグリーンマックスの屋根瓦です

駅名板も自作
1.2mmと0.3mmのプラ板を組み合わせてそれらしい形に仕上げ
駅名をパソコンで作成して貼り付けました

完成したプチラマは
狭い空間にギュッと世界が凝縮されたような感じ
100均のコレクションケースを
なんの加工もせずにそのまま使ったため
ちょっとホームが広すぎて収まりが悪い感じ
また逆にレール側が狭苦しい感じになっちゃったかな
ホームとレールの隙間も詰めすぎたかも
まあ走らせるわけじゃないただの展示ケースだから
そんなにこだわることはないかな?
A4極小レイアウトではその辺注意しなきゃね

完成とはいっても
待合室に椅子もないし
なにより人口が0人てのもちょっと気になるし
芝生ももうちょっと雑草感がほしいなあ
時間があったらもうちょっと手を加えてみよう