俺は天才
だんなは天才なんだそうです

職場でこんなやりとりがありました
「おまえのやっている仕事は高度で私にはできない」
「おまえは天才だからできるのであって凡人の私には無理」
「天才には凡人の気持ちは分からない」
だんなは天才だから仕事ができるのであって
凡人の他の人にはできないのだそうだ

だんなが今やっている主な仕事はパソコンを使う必要があって
そのパソコンを使えるだんなは天才なのだそうだ
その言われ方には納得がいかない
だんなだってもともとパソコンに詳しかったわけじゃないし
どちらかというとパソコンは嫌いな方だ
でも仕事でパソコンは使わなければならないし
仕事に必要だからパソコンの知識も勉強した
勉強したから使えるようになった
少なからず努力をした
その努力を「天才」のひと言で否定されたらたまらない
悲しくなる

仕事なんだから仕事のための知識を手に入れるのは当然でしょ?
たとえば配達の仕事で必要なのはどこに誰が住んでいるかという情報で
それを覚えることは仕事のための知識を手に入れること
パソコンを使う必要のある仕事なのだから
パソコンの使い方を覚えることは仕事のための知識を手に入れること
そのふたつになんの違いもないと私には思えるのだが
その人にはこのふたつは違うことらしい

もちろん能力の個人差があることくらいだんなもわかっている
でもそれは努力した後の評価の話であって
努力もせずに自分を凡人に仕立てるのであれば
話にならないではないか

そして凡人だからと自分を定義して
それをいいわけにして仕事ができないから
天才のだんなに仕事を押しつけるという雰囲気が今の職場にはある

そんなだからもう悲しいやら怒りたいやら
もうわけわからなくなりました

とりあえずあの職場にはいたくありません

070228