造反議員
誰が言いだした言葉なのかは分からないが
最近のニュース用語「造反議員」に強い違和感を感じた
自民党執行部が決めた賛成の意向に対して
自民党所属の議員が反対票を投じた時に
その議員は「造反議員」と言われる
今日行われた郵政民営化法案採決に対して
反対票を投じた自民党議員のことを指す

しかし自民党の国会議員でも
前回選挙で郵政民営化反対の公約を掲げて当選した人が多い
そんな議員が反対票を投じるのは当然であり
党の意向はともかく

国民に対してはなんの造反もしていないのである

それをまるで悪者を指すような「造反議員」という言葉を使い
政治を勧善懲悪の舞台のようにするのは
小泉首相のお得意の手だが
反対意見が悪であるという考え方自体が間違っていることを忘れてはならない

国会議員は国民の僕であり党の僕ではない
党に従わなかったから「造反」という言い方は間違っているのではないだろうか

最近の政治は政党政治の欠点が思いっきり出ていると思う

050705