郵政民営化法案の骨格 |
小泉首相悲願の政策 郵政民営化の全体像がようやく見えてきた とりあえず簡単にその全体像を書く 現在の郵政公社を「郵便」「保険」「貯金」「窓口」の4社に分割し 新たに持ち株会社を設立してそれらの株式を保有する 新たな「郵便貯金銀行」「簡易保険会社」の株式は2017年までにすべて売却し完全民営化をする 「郵便」に関してはユニバーサルカービスを義務づける ユニバーサルサービスを維持するために1兆円規模の基金を設立する その他細かいことはいろいろあるが 大雑把にいえばこんなところだ 旦那にしてみれば「なんだそりゃ?」という感じです だいたい4分社化して経営が成り立つのか? 郵便事業というのは非常に人手を多く必要とする事業 そのため郵便以外も貯金保険事業と人員を共有することで効率化を図っているという現実があります 分社化してそれができなくなれば 郵便事業はあっという間に人件費で押し潰されてしまいます でもユニバーサルサービスを義務づける以上潰れるわけにはいかず そのための基金設立なわけですが あっという間にその基金を食いつぶすだろうことは 全国に多数ある第3セクター事業の例を見れば明らかなこと 巨大な郵便貯金銀行と利のいい簡易保険会社ができれば民業を圧迫することは間違いないし 新たな持ち株会社なんて作っても総務省の天下り先を新たに作るだけじゃない? 税金を使っているわけでもない国家財政に迷惑をかけているわけでもない郵政事業を民営化し 食い潰すことは間違いない基金をわざわざ作って 貯金と保険で民業を圧迫する そんな郵政民営化 意味あるのか? 050406 |