痛み
けっきょく旦那はほぼ40日入院していた
症状は激しい腹痛でとそれに伴う熱であった

それにしても痛みというのは不思議で
慣れるものである
正確に言うと痛みに慣れるのではなく
痛いことを我慢することに慣れるのである
実例として自分の経験をあげると・・・

旦那はほぼ40日入院していたわけだが
激しい腹痛が続いたのは最初の2週間くらい
その後は弱い痛みがある程度で
毎日ただベッドに寝ているだけの日々だった
その激しい痛みの中
血液検査から内視鏡検査などさまざまな検査が行われたが
そんなに苦痛に感じた記憶がない
(いや内視鏡検査とそれに伴う高圧浣腸はキツかったかな?)
採血なんて楽勝
痛み止めのために射ってもらった
あの痛いと言われる筋肉注射すら痛い気はしなかったのである
不思議なもので
他にもっと激しい痛みがあると
それより低いレベルの痛みはあまり感じなくなるようである

ところが病状も回復し
退院が間近になるとまた不思議なもので
痛みに対する恐怖感が妙に強くなる
楽勝だったはずの採血ですら
怖い
「明日採血しまーす」
なんて言われると一日苦悩してしまう
同じ痛みであるはずなのに
我慢できなくなっているのである


さて結局年内の職場復帰はできないことになり
自宅療養が続いている
担当医が言うには
「最後に内視鏡を入れて確認する」らしいのだが
それはいったいいつなんですか?
言われた後にもう一ヶ月近くほったらかされて
旦那の恐怖心は日々増大しているんですけれども・・・・

041224