アベノミクス
昨年末の選挙にて民主党は大敗
再び自公連立の政権となった
その経緯に関しては多くの方が論評しているので多くをここで書くことはしない
ただひとつ言えることは
本当に国民は政治家を見放したのだなということが分かった
民主党への政権交代の際の自民党の得票数より今回の得票数のほうがすくなったらしいではないか
投票率もかなり下がっている
これはつまり誰も選挙に行かなかった
もしくは誰も信頼して投票出来る政治家がいなかったということだ
そして選挙は行われ組織票を持つ自民党が大勝した
そういうことなんだと思う
どうやら石破さんはその辺りをじゅうぶん理解しているという報道を読んだんので
小泉政権のような無茶はしないとは思うが・・・

安倍政権となって景気回復政策「アベノミクス」が発表され
その効果から円高が止まり円安に転じている
これについて世間では評価されているらしく
支持率もまた上がっているようだが
だんなはこれについてけっして良い評価はしていない

円安への転じ方が急激すぎる
輸出業者はそりゃ儲かるだろうが
製品の多くを輸入に頼っている国内は
円安の影響を受けてガソリンに代表されるように物価がどんどん上がっている
しかもその上昇のしかたは自然なものではなく
国家主導のものというのが怖い
経済は神の手によってバランスを取るのが理想であり
ムリにバランスを取ればかならず反動があるだろう

アベノミクスはけっきょく一部の優良業者へのテコ入れでしかなく
その業者が業績を回復しても
その利益はしばらくは設備投資などに回されるだろうから
国民全体にその恩恵が行き渡るには当分かかると考えていい
そのあいだ国民は前述の物価上昇に苦しめられるわけだ

そしてそんなことをしているうちに
世界のどこかで大きな暴落が起きて
貿易に頼っている日本経済はその影響をモロに受けて
再び歴史を繰り返す
サブプライム危機の時のように
きっとそんなふうになるだろうという気がする

国内の景気を安定させるにはけっきょく内需を拡大しないとダメだとだんなは思う
外需に頼った業種に支援をしても世界のどこかがコケればあっという間に台無しになるのは
過去に経験したではないか

そして世界に先駆けた先端技術業種への支援により
技術立国として将来の日本を成り立たせる必要があると思う
2年前の原発事故をひとつのキッカケにするべきだったのだ
節電技術の向上とクリーンエネルギー技術の開発を行い
将来かならず来るであろうエネルギー革命の先頭に立つために備えるべきだったのだ
だんなはそう思っている

130214