鞍替え
衆議院総選挙の公示がせまり
各地の候補者が決まり始めていますが
今回の選挙はかなりおかしい
「刺客」とかいうかなり危険な言葉が飛び交っている
つまり衆議院で郵政民営化に反対票を投じた議員の出身選挙区に
郵政民営化賛成を公約とする候補者を立てるという手法だ
もちろん国民が郵政民営化の是非を判断するために
その両方の候補者を立てることが必要だという理屈は間違ってない

気になるのはそのために
立候補する選挙区を鞍替えするということだ

現在の小選挙区制では
1選挙区から1人の議員しか選ばれない
ある意味その地域の代表を選ぶという形である
それなのにその地域にまったく関係のない候補者が立候補するのはおかしくないか?
例えば都市と地方では事情が違うし要求するものも違うだろう
だが選挙区には地域格差というものがあり
基本的に地方の方が獲得票が少なくても当選しやすい
そこで都市出身の候補者が地方に鞍替え出馬して当選したら
国会では都市の事情に合わせた法案しか成立しなくなり
地方は切り捨てされてしまうではないか

これでは小選挙区制で全国一斉総選挙をする意味がない

050821