光の道 闇の道
光の道を歩く人たちを見た
自分の目指すものにまっすぐ向かい
少しでも実現している人たちだった
光の当たったステージに立つ彼らはとても気持ちよさそうだった

そんな彼らのステージが眩しすぎて
おもわず目を背けてしまう
背けた先に見えたのは闇の道だ

そして闇の道を歩く人たちもいる
社会的地位を得ることができずに
先の見えない道を右往左往している

ただその日を生きているだけのように見えた

そして自分

自分が

光の道から目をそらし
そして闇の道を歩く人たちを蔑んで
自己擁護していることに気付いてしまった
恥ずかしい
本当に恥ずかしい
そんな感情を他人に持つことがどれだけ恥ずかしいことか
わかっているのか

そして自己嫌悪に陥る自分を冷静に見る自分もいる
複雑な自分
闇の道を歩いている彼らの生き方が毎日とても楽しそうで
うらやましくも思う自分

050107